フロンティア

2016/3/25

くすみタイプ別 必要な栄養成分④

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角質肥厚型

今日は、くすみのもっとも大きな原因といわれる、加齢による角質肥厚についてご紹介します。

ひじやひざなどで見られる灰色がかったようなくすみが
ターンオーバーの遅れが原因で起こる角質肥厚型のくすみです。


◆こんな方は角質肥厚型に注意が必要

洗顔した後は、一瞬肌が明るくなる方。
ピーリングしてもすぐに肌がごわつく方。
化粧をおとさず寝てしまうことがある方。
ピーリングの習慣がない方。


表皮は奥から「基底層(きていそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「顆粒層(かりゅうそう)」「角質層(かくしつそう)」という4つの層でできています。
ターンオーバーの周期は、文献により諸説ありますが、28日~60日程。 基底層から、顆粒層までが14日~45日程、角質層で角質細胞となって剥がれ落ちるまで14日かかるといわれています。

30代から40代になると、新陳代謝が低下して45日程かかってしまうそうです。傷の治りが遅かったり、日焼けの後がひかないのはそのためなんですね。


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◆角質肥厚には、亜鉛とビタミンA

必須ミネラルのひとつで、体の機能の維持や調整にかかせない亜鉛。
意識してとられている方はどれくらいいらっしゃるでしょう。
亜鉛は細胞が分裂するとき必要になります。

不足していると、細胞の分裂がうまく行われず、ターンオーバーの最後、
角質層がうまくつくられなくなります。

亜鉛は、体の中の細胞をいきいきと元気にするミネラルですが、
ストレスによって多く排泄される傾向にありますから、たっぷり補給するとよいですね。
牡蠣、牛赤身肉、うなぎ、パルメザンチーズ、するめなどに含まれています。


細胞が正常に分裂し、分化することで美しい肌を手に入れることができる仕組みなのですが、
分化するときに必要になるのがビタミンA。
細胞を正常に分化させたり、正常な粘膜の形成、皮膚の作り変えに必要な成分です。

不足していると正常なターンオーバーが行えず、肌が乾燥したり、しわが増える原因にもなります。
ビタミンAは皮膚の作り変えに有効とあって、ニキビあとをきれいにしたい方にも良いようです。

牛・豚・鶏レバー、あんこうの肝、うなぎ、などに含まれます。
また、かぼちゃ、にんじんに含まれるβ-カロテンが体内でビタミンAに変わります。

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自宅でできるピーリングをしているのに、効果が現れない方は、
もしかしたら亜鉛、ビタミンA不足かもしれません。
今日から意識してみてはどうでしょうか。

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