フロンティア

株式会社インタートレード ハナビラタケエキスによる試験
肌のハリや弾力改善に関する試験結果報告

ハナビラタケエキスによる肌のハリや弾力改善について検証するため、フィブロネクチンの産生作用を測定して評価しました。
フィブロネクチンは、細胞外マトリックス※1の一種で、繊維芽細胞とコラーゲン繊維の接着に関与しています。

※1 細胞外マトリックス…細胞と細胞の間を埋める物質で、細胞の接着、増殖、分化の調節に関与しています。

採用試料

ハナビラタケエキス*

試験方法

ヒト乳幼児由来繊維芽細胞NB1RGB(理研セルバンクより入手)を、1×104cells/wellとなるようにMEM-α培地※2に懸濁し、96well細胞培養プレートに播種して37℃、5%CO2下で24時間培養しました。
任意濃度のハナビラタケエキスを含むMEM-α培地に交換し(FBS不含)、さらに48時間培養しました。
コントロール区は、ハナビラタケエキスを含まない培地のみとし、陽性対照区には、アスコルビン酸(和光純薬)を25µg/mL添加しました。
48時間後、培養上澄を回収し、フィブロネクチン含有をELISA(タカラバイオ)にて定量し、細胞生存率にて除することにより、コントロールに対する細胞あたりのフィブロネクチン産生量を算出しました。


※2 MEM-α培地には、2%ウシ胎児血清(FBS)、10ng/ml ヒト上皮成長因子(hEGF)、3ng/ml ヒト繊維芽細胞増殖因子(hFGF-B)、1µg/ml ハイドロコーチゾン、10µg/ml ヘパリンを含有しました。

試験結果

図1より、ハナビラタケエキスは、有意にフィブロネクチンの産生量を増加させました。これにより、ハナビラタケエキスは、EGFやFGFの存在下で、フィブロネクチン産生を促進することができることが分かりました。
フィブロネクチンは繊維芽細胞とコラーゲンの接着因子であることから、フィブロネクチン産生促進作用を有するハナビラタケエキスは、コラーゲン繊維の立体構造維持を促し、肌のハリや弾力改善の補助に寄与することが期待されます。

図1 ハナビラタケエキスのフィブロネクチン産生促進作用

*ハナビラタケエキス…インタートレード・ビューティーグルカン・パウダー水溶液