フロンティア

株式会社インタートレード ハナビラタケエキスによるヒト臨床試験
遊離アミノ酸への影響についての試験結果報告

ハナビラタケエキスの保湿能について検証するため、天然保湿因子の構成主成分に係る遊離アミノ酸変化量について臨床研究を実施しました。

採用試料

ハナビラタケエキス* 0.3%溶液

試験方法

健常肌の被験者5名の前腕部に、1㎠程度の試験区を設け、各試験区に試料適量を1日2回塗布しました。比較として、ヒアルロン酸ナトリウム0.1%溶液を供試しました。試験開始前、及び試験開始から1週間後、角層3層目をテープストリッピング法にて剥離しました。剥離したテープよりø8mm採取した後、10mM HClを100µL添加し室温にて24時間抽出しました。抽出液を回収し、遊離アミノ酸定量用試料としました。マイクロチューブに10mM HClで適宜希釈したアミノ酸スタンダード及び遊離アミノ酸定量用試料20µLを添加し、FluoraldehydeTM Reagent Solution を200µL加え、正確に1分間ボルテックスしました。励起波長330nm、発光波長436nmにおける蛍光強度を測定しました。テープの蛍光はバックグラウンド補正しました。

また、角層剥離量を求めるため、剥離したテープよりø8mm採取した後、6M KOHを1mL添加し95℃で24時間加水分解しました。この溶液の一部を採取し、採取した溶液当量の6M HCl を添加し中和しました。15,000rpm、4℃で5分間遠心し、上澄みを加水分解アミノ酸試料とし、同様にしてアミノ酸量を算出しました。定量値を単位面積当たりの値に換算し、遊離アミノ酸量を加水分解アミノ酸量で割り、角層剥離量による影響を補正しました。

試験結果

グラフ

結果は、試料を塗布することでアミノ酸含量が増加しました。ハナビラタケエキスは、比較として用いたヒアルロン酸ナトリウムよりもその効果が1.4倍程度という結果になりました。天然保湿因子であるアミノ酸含量を増加させることにより、肌の保湿に寄与することが示唆されました。

*ハナビラタケエキス…インタートレード・ビューティーグルカン・パウダー水溶液