2015/2/26
最近、カリフォルニア州立大学バークレー校の科学研究センター「Greater Good Science Center」が、科学的にみた音楽の力に関する興味深い研究を発表したそうです。
音楽によって気分がよくなったり、作業がはかどったり、救われたと感じることがありますね。
科学的にも音楽にはストレス解消をする性質があり、身体的に落ち着く効果があることが立証されたそうです。
研究の中では、「外科手術を受ける患者は、精神安定剤を投与されるよりも、音楽を聴いた方がストレスが軽減された。」
また出産、繊維筋痛の苦痛、手術などに直面している患者が音楽を聴いたところ痛みを感じることが少なかった。ということが明らかになっています。
研究者は、「音楽が免疫グロブリンA(IgA:病気に対して最前線で防御する免疫システムの重要な抗体)のレベルにどのような影響を及ぼすかを観察しました。
「クリック音を聞く」「ラジオ放送を聞く」「心地良い音楽テープを聞く」「無音」の4つの状態の前と後30分に、被験者の大学生の唾液のIgAレベルを測定しました。
心地良い音楽テープを聞いた後の学生のIgAレベルは、他の状態よりも驚くほど増加していました。
他の音ではなく、音楽によって先天性免疫が向上した証拠です。」とも言っています。
モーツァルトなどの高周波の音楽が人の身体に反応することが有名ですが、
ダンスミュージックでも、コルチゾール(ストレスなどで高値を示すホルモン)の分泌量が抑制され、免疫グロブリンAが高まることが確認されているそうですから、自分が心地よいと感じる音楽が免疫力のUPにつながるようです。
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