株式会社インタートレード ハナビラタケエキスによる試験
肌のコラーゲン産生促進作用に関する試験結果報告

ヒト皮膚におけるコラーゲン産生を促進する因子として、TGF-β(トランスフォーミング増殖因子)が知られています。このため、TGF-βの産生を促進することが出来れば、コラーゲンの産生を促進することが期待されます。
TGF-βを産生する細胞として、マクロファージやリンパ球、内皮細胞などがあります。これまでの検討より、ハナビラタケエキスにマクロファージを活性化する作用が認められています。(マクロファージの活性化作用に関する試験結果報告
本試験では、ハナビラタケエキスがマクロファージからのTGF-β産生に及ぼす作用を検討しました。

採用試料

ハナビラタケエキス*

試験方法

【THP-1細胞のマクロファージ様細胞への分化誘導】
ヒト単球由来細胞THP-1をRPMI培地に懸濁して細胞培養用プレートに播種し、同時にPMAを添加して、48時間培養を行いました。顕微鏡観察により、細胞がプレート底面に接着することで、THP-1細胞がマクロファージ様細胞へ分化誘導されたことを確認しました。

【TGF-β産生量測定】
THP-1細胞をマクロファージ様細胞に分化誘導した後、培養上澄を吸引除去し、PBSにて洗浄しました。次に予め調製しておいた任意濃度のハナビラタケエキス含有RPMI培地を、各ウェルに添加しました。同時にマクロファージを活性化する物質として知られているLPSを添加した区を設けました。24時間培養後、各ウェルより培養上澄を回収し、TGF-β産生量測定まで冷凍保存しました。
各試験区における細胞生存率は、MTT assayにて測定しました。すなわち、各ウェルに新鮮な培地およびMTT溶液を添加し、CO2インキュベーター内に約2時間静置しました。上澄を除去後、酸性イソプロパノールを添加して撹拌し、570nmの吸光度を測定して各試験区の細胞生存率を求めた。
TGF-β産生量は、ELISA法で測定しました。TGF-β産生量を細胞生存率で除した値をコントロールと比較することで、ハナビラタケエキスのTGF-β産生促進作用を評価しました。

試験結果

図1にハナビラタケ抽出液のTGF-β産生作用について示しました。
これより、ハナビラタケ抽出液は、濃度依存的にTGF-β産生を促進していることが確認されました。
LPSは本試験系においては、TGF-β産生促進効果は認められませんでした。

図1 ハナビラタケエキスのTGF-β産生作用

*ハナビラタケエキス…インタートレード・ビューティーグルカン・パウダー水溶液